ジャパンヘルスケアの中田です。
今回のトピックはハイヒール歩行です。
仕事でハイヒールを履かなくてはいけない。そんな方はたくさんいると思います。
ハイヒールは足を綺麗に長く見せるだけでなく、背を高く見せて頭身のバランスを美しく整えてくれます。
足元からクールな女性を演出してくれるわけですね。
そんなハイヒールですが、「オシャレは我慢」の言葉通り足の健康にはあまり良くない。
足先は外反母趾になりやすく、腰が反りやすいことで腰痛に繋がっていく可能性もあります。
そして高いヒールを履くことで、歩き方が汚くなってしまう人があまりにも多い。
オシャレをしていても、カッコ悪い歩き方をしてたら意味がありませんね。
ハイヒールで歩くということは、オシャレでありながら人によってはオシャレにはならないこともあります。
加えて健康という面では悪影響を与えることがたくさんあります。
ハイヒールがそんな道具であることをまずは知っていかないといけません。
この複雑な顔を持つハイヒールですが、これをずっと使いこなすためには、出来るだけ障害を起こさないようにすることが必要なのは言うまでもありません。
そしてクールでかっこいいハイヒールの良さを活かすためには、綺麗な歩き方を獲得する必要があります。
今回はハイヒールで綺麗に歩くポイントを一つご紹介します。
重心を親指の付け根、つまり拇指球に乗せて歩く
です。言い換えれば、踵に体重をかけすぎないように意識する。
ここで注意するのは足の指先に体重をかけるのではなく、あくまで拇指球に体重をかけるということ。
やってみるとわかると思いますが、これってわりときつい。
全身を使う必要があるのでなかなかハードです。
ずっと意識するのは大変なので、「3分だけ頑張ろう」とか、「あそこの電柱まで」とか決めながら少しずつ練習するといいですね。
これをやっていくことでハイヒールを綺麗に履く為の身体が少しずつ出来ていきます。
痛くなるときはどうする?
稀に、これを意識してやっているけど、母子球のあたりが痛くなる。という人もいます。
その場合は、クッション性のあるインソールに頼るのがいちばんオススメ。
100均とかの簡単なものでいいので、一旦試してみては?
他の手段としては、母子球にかかり過ぎている可能性もあるので、親指から小指まで、5本の指の腹全体で体重をかけるようにすると良い場合もあります。
ヒールの種類によって痛みが変わる場合は、フィッティングが良くない可能性があります。
これはフィッティングの合わないヒールは履かないようにしましょう。
どうしてもお気に入りで履きたい場合はインソールですね。
何をしても痛い場合は、歩き方を変えていきましょう。
親指の付け根に勢いよく衝撃が起こる歩き方になっている可能性があるので、緩やかに母子球に体重をかけるようにしてみてください。
オシャレは足元から。
綺麗な足元を作っていきましょう。
ジャパンヘルスケア
理学療法士/パーソナルトレーナー 中田宏樹