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地図を見なくても道が分かる!スマートインソール「Lechal」

スマートインソール

今日はジャパンヘルスケアの宇佐美が感動したスマート商品、Iot×ヘルスケアシリーズ。
指定したルートを行くのにどこで曲がればよいかを振動で教えてくれる「Lechal」の紹介です。
https://techcrunch.com/2014/07/28/smartshoemadeinindia/

ヒンディー語で「私を連れていって」という意味のLechalは、Bluetooth内蔵のインソールです。
Lechalはインドに本社を置くDucere Technologies社が開発したインソールで、ほぼすべての靴に対応することができ、使用方法はスマートフォンのアプリに目的地を設定するだけ!
なんと簡単♫

この靴は、専用アプリがGoogle Mapsと同期し、Lechalが地図を見なくても、いつ曲がればよいかを振動で代わりに知らせてくれます。また、歩数と消費カロリーを記録する為、ジョギング等に使えます。サイクリング、ハイキング、ウォーキングなどをしながら、5秒毎に地図を見たくない人にもぴったり♫


こんな事を書くと、この時点であなたはこれを、ランナーのためのハイテクグッズの類だと思っていませんか?

 

しかし、Lechalの応用範囲はもっと幅広んです!
この商品の素晴らしいところは社会的貢献度です!!

Ducere Technologies社がLechalの製造にあたり発表していることは、全世界にいる目の不自由な人の課題を解決したいという社会的意義

 

全世界で目の不自由な人たちは推定約2.85億人いるとされるが、そうした人々の歩行に対する対策は1920年代から全く変わっていないと言います。
その対策は一言でいうと杖。点字ブロックや・介助犬の存在もありますが、1920年代に始めて対策がなされてからこれだけ技術が進んでいるにも関わらず、杖というアナログな方法は今日に至って変わっていません。

杖も最近は歩幅を出す為に、前方に光りのラインを出す杖や松葉杖が進化を遂げていますが、視覚障害者用の杖は変わっていません。
インソールは歩きやすくする為の補助具と思っていた私は、視覚障害の人の為にインソールを作ろう!
と言うこの考え方が非常に心打たれました。

バリアフリーが良いと言われる昨今、つまづきやすいご高齢者の方と一緒に歩かせて頂いていると視覚障害者用の点字ブロックがバリアーになってしまう事が多々あり、視覚障害者の方も高齢者になった時に歩きづらいのではないかと常々心配でした。

目の不自由な人も、目の不自由な人以外にも使ってもらえるような社会に優しい商品
多くの歩行に苦しむ人たちを助けたいという志が垣間見える商品ですね!

 

 

ジャパンヘルスケア
作業療法士 宇佐美希未佳

お問い合わせは以下より承ります。