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枕の選び方。あなたの枕はフィットしてますか?寝姿勢計測してみました

寝苦しい季節になってきましたね、皆様よく寝れているでしょうか?
最近シーツを日本製の脱脂綿とガーゼ素材のものに変え、爽やかに寝れる様になった宇佐美です。夏は涼しく、冬は暖かい、そして洗濯しやすい商品を探していました。
寝具を変えるだけでも寝やすくなるんだなと実感できることができたので今回は寝具の中でも枕についての記事です。

私は現在アメリカ製のトライコアと言う製品を使っているのですが、少しへたってきているので流行りのオーダーメイド枕を体験しに行ってきました。
枕で私が大切にしているポイントは以下3つです。

枕のチェックポイント3つ


  1. 上向きで寝たときに頸椎の自然な湾曲分の高さを補ってくれる
  2. 横向きで寝た時に耳から肩分の高さがあるか
  3. 寝返りがしやすいか

1、上向きで寝たときに頸椎の自然な湾曲分の高さを補ってくれる

上向きで寝た時に日本人の頸椎の高さは女性が3.2cm、男性が4.1cm だそうです。意外と低いですよね。ちなみに私は計測し4.5cmでした。人によって違うので、やはり測っていただいた方がいいと思います。高い枕がお好きな方もいると思うのですが、高いとあごが上がった状態になり、頸椎に負担がかかって肩こりや首の痛みが起きやすくなったり、いびきをかきやすくなったりする枕とも言えます。個人の好みに合わせて頂いていいのですが、私がお勧めする時は頸椎分の高さを埋めるように合わせさせて頂いています。

枕ー高さ

 

2、横向きで寝た時に耳から肩分の高さがあるか

横向きに寝た時は首の骨が直線を保てるように耳から肩分の高さが必要です。枕をしないで寝る人は首を横に倒した状態のままで寝ているのと同じことです。ずっとこの姿勢でいるのは首の骨の一箇所に負担がかかりやすくなってしまいますのでお勧め致しません。ちなみに横向きは私は8cmの高さでした。

枕ー高さ

 

3、寝返りがしやすいか

基本的には寝たきりの人でなければ自分で寝返りを打てるはずですので寝返りをしやすい枕をお勧めします(寝返りをしないという方には除圧しやすい枕をお勧めします)。低反発枕は大変気持ちが良いのですが包み込まれてしまい、ずっと同じ姿勢でい続けてしまうことになるのでお勧めは致しません。適度な硬さがあり、寝返りがしやすいものが良いです。寝返りは天然のストレッチです。起きてる時に6〜8時間くらいずっと同じ姿勢でいて下さいと言われても難しいですよね。寝ている時も同じことが言えます。私は後頭部の大きさが12cmでしたのでぴったりと埋められる広さの枕がもっとも寝返りしやすいと言えます。

枕ー寝返り

上記は枕をお勧めする時もそうなのですが寝たきりの人に行う「ポジショニング」という概念では

  • 脱力しても体位・姿勢が崩れて変化することなく、安定かつしっかりと身体を支えていること
  • 筋肉の緊張、こわばりを緩めてリラックスさせる事ができること
  • 体圧分散を図る為に基本、体を受ける面積(=受圧面積)を大きくすること
  • 動こうとした時にサッと動き出せること、動きを妨げない状態にあること

を大切にします。

私たちの体は、どこにも力を入れずに自然に立ったときが、いちばんリラックスしている姿勢だといわれています。ですから、寝たときもこの姿勢を保てる枕を選べばいいのです。
自分のぴったりの高さの枕で夏バテ予防をしてみませんか?
まずは計測し、タオルで高さを代用して本当に実感できるか試してみましょう!

 

 


今日のポイント
・ぐっすり寝て、翌日スッキリ目覚められる枕の高さを知ろう!

 

ジャパンヘルスケア
作業療法士/パーソナルトレーナー  宇佐美希未佳

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