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歩く時に蹴りって必要?そもそも蹴りって何?

歩行| 蹴り

こんにちは、ジャパンヘルスケアの中田です。

ウォーキングや歩き方のことを調べていくとたまに「蹴り」という言葉が出てきます。
これ、なんとなく地面を蹴ることだとわかりますが、実際のところどんなものになるのでしょうか?

蹴りとは何?


言葉をそのまま捉えると、「地面を蹴ること」「地面を蹴って歩くこと」といった具合でしょうか。
ですが、純粋に地面を蹴ることだけ意識してウォーキングを行うとどうでしょう?
なんとも微妙です。歩けるけど、変な歩き方になってしまいます。
「地面を蹴ること」は大事なのですが、その根本的な部分は「足で地面を捉えて、推進力を保ちながら歩く」ことが重要になります。
ですので、人によっては「蹴り」という言葉を使わず

「地面を足で押すように歩く」や「足を大きく出して歩く」

といった別の表現を使う場合もあります。こういった表現を使うのは、特に足先で変に力を入れて蹴りを行ってる方を対象にする場合に多いですね。
ともかく、一般的なイメージとわかりやすさの面でこの「蹴り」という言葉が使われやすくなっています。

ウォーキングで蹴ることの意味は?


ではこの蹴り、つまり推進力を高めて歩くことに意味はあるのでしょうか?
この歩き方が出来ると、全身の筋肉をきちんと使うことになります。
脚全体を使い、体幹部分の筋肉を働かせ、それに伴って上半身も伸びていってくれます。
重心が高い位置に変わっていくので、かっこいい歩き方に変わります。
(足先で蹴るとよくないです。脚全体を使うイメージを持ってください)

蹴れないとどうなる?


蹴れない=推進力がない状態になります。
ということは、まずは歩き方が汚くなる。
いわゆるペタペタ歩きや、すり足が多いですね。脚全体の筋肉が使えないだけでなく、骨盤が動いてこないので体幹の筋力も使えない。
そういえば脚の筋肉を使うと脚が太くなるから嫌だという方がいますが、これは残念ながら的外れな意見です。
脚の筋肉全体を使うことでシェイプアップに繋がります。
脚が太くなるのは

  • 筋肉が使えずむくんでいる
  • 脚全体の筋肉を使わず、変な歩き方になって一部分に負荷がかかっている(その部分が太くなる)
  • 純粋に食べ過ぎと運動不足、栄養バランスの乱れ

などでしょうか。
あとは筋肉がつくのを嫌がる女性もいますが、そうそう簡単に筋肉はつかないです。
タンパク質を摂りながら筋トレをして、ようやく筋肉がついていってくれますが、それでもなかなか筋肉がついてくれないと嘆く男性は多いです。
少し意識して脚の筋肉を使って歩くぐらいでボリューミーな筋肉はつきません。
繰り返しますが、脚全体を使って歩けるようになれば、シェイプアップに繋がりますよ。

ハイヒールの場合はどうなの?


さて、ハイヒールについてです。あのヒールで蹴れるかどうか…
むしろ歩き方は変になりそうと思う方もいそうですが…
まず結論として蹴りは大事です。
もちろん「推進力を保って歩くのは大事」という意味で、です。
実際モデルさんの歩行を分析すると足の動き的にしっかり蹴れています。
この蹴りが出来ると、脚全体の動きは後ろにすらっと伸びるように見えるのでかっこよく映ります。
そして汚い歩き方になってしまう人はやっぱり蹴れていません。
このハイヒールで蹴ることをするためには、より体幹と股関節の動きが重要になってきます。
モデルさんは本当によく体幹のトレーニングをしていますよ。

 

ということで、ウォーキングには「蹴り」というものが大事なことがわかりました。
より良い歩き方を獲得して、見た目的にも健康的にも良いウォーキングを行っていきましょう。

ジャパンヘルスケア
理学療法士/パーソナルトレーナー 中田宏樹

 

 

 


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