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ヒールウォーキング~膝が曲がった歩き方を改善。ふくらはぎからアプローチ~

ジャパンヘルスケアの宇佐美です。

最近足が疲れるな。。膝が伸びない。。そんな事がある方はいないでしょうか
先日、岡部先生とハイヒールを履いた10人の女性の方の歩行分析をしていましたが、綺麗なウォーキングって思った以上に難しいんだなと感じました。10人中10人が何かしらの歩行指導が必要でした。ハイヒールを履くと膝が曲がってしまう方がとても多いです。
今回は膝が曲がっている方のウォーキングで疲れた際気をつけて頂きたい筋肉についてご紹介しようと思います。

腓腹筋って?


腓腹筋は、「ふくらはぎ」の丸みを作っている筋肉です。大腿骨の内側および外側から始まっており、それぞれを「内側頭」「外側頭」と呼びます。
つまり、膝裏で頭が2つに分かれた筋肉です。
働きは、膝を曲げる事・足先を伸ばす事(足関節の底屈)で、膝関節で「二つの頭があり、膝関節を曲げることが仕事」であることがミソです!もちろん他にも気をつけて頂きたいところはありますが、今回はまず腓腹筋の内側頭から考えてみます。
腓腹筋

 

腓腹筋内側頭は固まりやすい


この2頭の内側は外側よりも筋肉が厚く、O脚などで膝が外に行く力(荷重下膝関節外反ストレス)に対抗するために内側頭が発達しやすく(膝関節内反作用を持つため)、筋挫傷のリスクが高まる事が文献で挙げられています。
腓腹筋内側頭は膝が曲がって固まりやすい筋肉で、ココが固まると膝が伸びにくくなるのです。
逆にココを伸ばすと歩く時に推進力が得やすくなり、必要な時に必要な分だけしっかりロスのない歩行ができるようになります。

 

固まると腓腹筋の動きが3回に分かれる!?


右図は正常な筋肉の動きが黒の線で、腓腹筋内側頭が固くなってしまっているのが点線です。
正常であれば使う時に一回だけでしっかり力を使えていますが、固くなってしまっていると三回にわけてダラダラと筋力を使ってしまっています。
まるで試験前の宇佐美のやる気のようです。。
やる気になってテレビで現実逃避、やる気になって漫画で現実逃避。。とモチベーションってこういう事が度々ありますよね(笑)時間のロスですよね。

 

腓腹筋内側頭を伸ばして膝を伸ばそう


腓腹筋も硬いと無駄な筋力を使ってしまい皆さんを疲れさせてしまいます。
そこで腓腹筋をしっかり伸ばしてあげることで膝が伸びるようになり、美しく歩けるようになります。
下記のセミナーに遊びに来てくださった方には宇佐美から腓腹筋の内側頭を伸ばすストレッチをお教えしたいと思っています。遊びに来てくださいね♫
腓腹筋ストレッチ

腓腹筋ストレッチの重要なポイントは…
つま先を内側にする事!
膝をしっかり伸ばすこと!
そして踵は浮かさないこと!

今日のポイント

・腓腹筋内側頭を伸ばそう!

 

参考文献:
1)Alterations in lower extremity movement and muscle activation patterns in individuals with knee osteoarthritis
2)腓腹筋内側頭と外側頭の形態学的特性と機能的特性の違いについて

 


 

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ジャパンヘルスケア
作業療法士/パーソナルトレーナー  宇佐美希未佳

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