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ヒールの歩き方 レッスン③-美しい姿勢で歩きたいあなたに-

ヒールの歩き方レッスン、第三弾!
前回の記事はこちら(ヒールの歩き方レッスン②-綺麗に歩くために必ず抑えるポイント3-

どうもジャパンヘルスケア、理学療法士の中田です。
ヒールの歩き方講座、今回のテーマは「美しい姿勢で歩きたいあなたに」です。
前回の講座で、ポイントを3つ挙げました。
その一つ、「姿勢を正しく」をより詳しく書いていきます。
姿勢を綺麗にして、ヒールの歩き方を美しくしていきましょう!

 

ヒールの歩き方講座3

 

 

姿勢が悪いとどうなる?


姿勢が悪いどどうなるのでしょうか?
まず一言、かっこ悪い。

美しい姿勢とダメな姿勢

こうやって比べてみるとよく良くわかりますが、顔が前に出た姿勢はかっこ悪いですよね。
胸元も丸くなっていて小さく見えるし、ボディラインが残念なことになっています。
それに顔が前に出た姿勢は、顔が大きく見えてしまいます。
左のイラストのように、胸をはってしっかりとアゴを引くだけで、小顔に見えるようになりますよ。

そして猫背は自身がなさそうに見えます。
魅力のある人間というのは、自信を持って堂々としていることがほとんど。
雰囲気美人になるためには、姿勢改善が欠かせません。

もちろん健康面でもあまり良くありません。
猫背は肩こりに繋がりますし、身体が左右に傾いていれば疲れやすくなります。
膝痛や腰痛に繋がることも良くありますし、内臓の動きが悪くなるケースもたくさんあるんです。
そしてこういったストレスは、表情にも現れてきます。
活き活きとした、素敵な表情を作っていくにはストレスのない生活をしていくことがとても大事です。
身体の不調は、思っているよりも「美しい女性」を脅かす存在なんです。

内臓の動きが悪くなると言いましたが、最近はそれだけでなく、内臓の感覚が姿勢を変えるという話も出てきました。
内臓の感覚ってイメージしにくいと思うのでちょっと難しいのですが、「身体の中が変わると姿勢も変わる」ぐらいに思ってもらえたら大丈夫だと思います。
(もともと内臓の位置が左右で非対称になっていること、それに加えて血液量にも差があるので、体幹の重量に左右差があるのではないかというのが根拠になっているようです。参考:玉地雅浩,佐伯武士,青山宏樹.飲水および摂食が安静椅座位における姿勢制御に及ぼす影響について-内臓臓器の重量および位置変化と姿勢制御の関係について-.理学療法科学31(5):677-681,2016.
姿勢が悪くなって、内臓の動きが悪くなって、そしてさらに姿勢が改善しにくくなる。
そんな悪循環は避けたいですね。

 

 

綺麗な姿勢とは?


この綺麗な姿勢、いろんな考え方があるのでちょっと難しいところではあるのですが、文部省から子供の良い姿勢というのが出ていました。そこでは

  • 直立姿勢
  • つま先は自然に開く
  • 背筋を伸ばす
  • アゴを軽く引く

こういったポイントが指摘されています。
これは子供だけじゃなく、女性の美しい姿勢という面でもとても大事ですね。

さらに「美しい姿勢」というワードで徹底的に調べて見ました。
医療文献も一応探ってみましたがやっぱり見つからず。
インターネットや指導者にヒアリングをしながら調べてみたのですが、だいたい上に挙げたもので大丈夫。加えるとすれば「身体が左右に傾かないこと」ぐらいで良さそうでした。
あとは指導者の好みで違うことを言っているものもありますが、そもそも「美しい」の基準は人それぞれ。
基本をしっかりした上で、あとは好みの問題になってくるのかもしれないですね。

美しい姿勢に加えて、くびれを作って、ヒップアップして、「美しい身体」を手に入れられると最高ですね。

モデルの姿勢

 

姿勢を良くする方法とは?


姿勢というのは日常生活のリラックスした状態のときにもよい形で現れないと、本当のその人の姿勢にはなりません
つまり、注意しているときは背すじは伸びていても、気を抜くと姿勢が崩れてしまうようでは、姿勢が変わったとは言えないのです。
だから大事になってくるのがストレッチや筋トレ。
これで身体の根本を変えていきましょう。

姿勢を良くするエクササイズ

姿勢改善エクササイズ
プランクやフロントブリッジと呼ばれるこのエクササイズ、とても効果的です。
インナーマッスルを鍛えることができますよ。
背筋を伸ばして良い姿勢を保つためにはインナーマッスルが必要不可欠。
1分ぐらいは楽にキープできるようになりたいですね。

 

姿勢改善エクササイズ
普通のプランクで満足できないあなたにはこっちの片脚挙上プランク
負担が増えますが、より効果的になります。
姿勢を崩さず左右10回、交互にゆっくりと上げていきましょう。

 

背筋の方法
見ての通り、背筋です。
ですが、重要なのは胸から上げること。
普通に背筋をしようとすると、みなさん腰から持ち上げようとしますよね?
ですが、姿勢改善特に猫背の改善を狙うには、胸から上げることでより効果的になってきます。
かなり上げにくいので、胸が浮かなくて大丈夫。
猫背で丸くなった胸が反らされるように意識して行いましょう。
10回×3セット、初めてみませんか?

 

 

姿勢を良くした状態で歩くためには


今回はヒールの話がほとんど出ませんでしたが、最後にヒールの良い姿勢での歩き方です。
まずヒールを履いたとき、みなさんの姿勢はどうなりますか?
普通に立った時と比べて全身の筋肉を使っている感じがすれば正解です。

お尻にキュッと力を入れ、膝を伸ばし、胸を張り…

ヒールで良い姿勢を保つためには、よりこういったところを意識していく必要があります。
普通にスニーカーを履いている時と同じ感覚だと、姿勢はどうしても乱れてしまうので注意していきましょう。

そして当たり前ですが、ヒールを履いているとつま先立ちのような形になります。
上に挙げた方法で基本的な姿勢を良くして、さらにこのつま先立ちの能力を高めていくことでヒールウォーキングの姿勢が綺麗になってきます。

つま先立ち

つま先立ちの練習はシンプルに写真のようにやってもらえればOKです。
とりあえずまずは20回から。余裕があるならどんどん増やしていきましょう。

ただ一点だけ注意点があります。
母指球に体重をのせること
これを意識してやると、よりヒールを履いた時の理想に近づいた形で練習出来ますよ。

 

姿勢を良くして歩き方を改善する。
ヒールで綺麗に歩けるようになれば、普段の生活での姿勢がより良くなっていきますよ。

 

ジャパンヘルスケア
理学療法士/パーソナルトレーナー 中田宏樹

 

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