ヒールの歩き方レッスン、第五弾!
前回の記事はこちら(ヒールの歩き方レッスン④-膝が曲がるのはダサい上に自分で気づかない-)
どうもです。ジャパンヘルスケア、理学療法士×パーソナルトレーナーの中田です。
ヒールの歩き方講座、今回のテーマは「常識外れ!カカトから着地することで綺麗に歩くことが出来る」です。
第2回目のレッスンで、綺麗な歩き方になるためのポイントを3つ挙げました。
今回はその一つ、「カカトから着地する」をより詳しく書いていきます。
ヒールの歩き方を綺麗に美しくしていきましょう!
ヒールの着地は親指の付け根が正解と言われていた
ヒールで歩く際に足を地面に着地させるとき、皆さんはどこからつけようと思いますか?
ヒール部分?それとも親指の付け根?あまり考えたことがない?
これって今までいろんな意見が出ていました。
その中で「ヒールから着地するのは良くない」「親指の付け根のところから着地するのが正解」といったところが正しい情報として捉えられていました。
実際イメージしてみてください。
あの細いヒールから地面につけてしまってはグラグラしてとてもバランスの良い歩き方が出来ませんよね?
だから、足の着地は「出来るだけ前」ただし指先ではなくて親指の付け根である母趾球からつけるのが正解の歩き方と言われてきたんです。
着地の正解はカカトから
われわれジャパンヘルスケアでは、センサーを仕込んだハイヒールを開発中で、それによって綺麗な歩き方・汚い歩き方をチェックしています。
その開発の中でデータをみていて衝撃だったのですが、すり足や膝曲がりなどの汚い歩き方をしている人の着地は親指着地に近くて、綺麗な歩き方をしている人の着地はカカトからだったんです。
ヒール部分で着地するのが良くないと一般的に言われているにも関わらず、綺麗に歩けている人は基本的にカカトから着地していたんですね。
今まで、ヒールウォーキングの先生やいろんなところから情報収集をしていたのですが、そこでは基本的にカカトから着地するのは間違いとされていました。ですので今回の結果はだいぶ驚きでした。
ただ少し不安だったので、ヒールウォーキングの指導を行いながら実験を繰り返し行いました。
ヒールで歩き慣れていない方に「親指の付け根から着地するように」と指導するのと「カカトから着地するように」と指導するパターンで比べてみたのですが、「カカトから着地」の方が綺麗に歩けることが多かったんです。
そして自分達でもヒールを履いて確認。
これは代表の岡部(男)です。笑
歩いてみて、やっぱりカカトから地面につく方が歩きやすくて綺麗に歩けます。ん〜〜〜〜なるほど。今までの価値観と変わりました!そんなこんなをしている中で、ミスインターナショナル世界4位、ヒールウォーキングのレッスンをよく行なっている方からしっくりくる言葉をいただきました。
「ヒールウォーキングの初心者には、カカトからつけるように指導しています。親指の付け根からついて綺麗に歩けるのは上級者やモデルであるけど…(一般的にはそんなに必要ない)」
と教えていただきました。モデルさんでは一般とは違って、美しいだけじゃなくて歩き方の個性が大事。だから、モデルの歩き方=一般的な美しい歩き方ではないんですね。ですので、一般的なヒールの歩き方では、着地はカカトからするのが正解。というわけです。
カカトから着地するときの注意点
ここでちょっと注意点です。
カカトから着地するといっても、ヒールの先って細いですよね?
こんなところから着地してちゃんと歩けるのって疑問が出てくるのが当然だと思います。
結論から言うと、もちろん歩けます。
実際綺麗に歩いている人はそうやってヒールから着地して歩けていますしね。
ただ、ヒール部分に体重をかけるのは避けていく必要はあります。
ヒールから着地して、グッと足を踏みしめる時に体重がかかるのは親指の付け根です。
ヒールから着地するけど体重はかけない。慣れないと難しいかもしれないので、無理してやろうとするよりは、気楽に、頭の片隅に入れながら…ぐらいから始めると良いですね。
・ナチュラルウォークに近い外国人モデルさんの動画
Ralph Lauren Spring Summer 2017 Fashion Showの動画です。
ナチュラルウォークと言ってしまうと少し違う面もあるのですが、足元に注目して見てみてください。
服装的に見えにくい人もいますが、基本的にカカトからついている人が多いですね。
ランウェイって、普通は周りが観客席に囲まれたところですが、このショーは町並みを再現。
ナチュラルに近い服装の方が多いですし、だからモデルさんもナチュラルウォーキングを意識されてるのだと思います。
今回のテーマは、ヒールの着地はカカトから。
是非覚えておいてください。
ジャパンヘルスケア
理学療法士/パーソナルトレーナー 中田宏樹
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