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ウォーキングのリズム、身体とリズムの関係

リズム

どうもです。小学校では野球、中学と高校ではサッカー、そして大学ではダンスをやっていた割とアクティブなジャパンヘルスケア中田です。

今回のテーマはウォーキングとリズム。身体とリズムの関係です。

リズムって、身体にとって大切なのでしょうか!?
なんとなく「大切そう」な気はするけど、実際のところはよくわからないですよね。

ですが、医学的ないろんな研究の中で「良さそう」な雰囲気は少しずつ出てきています。
そのあたり、少し詳しく書いていきたいと思います。

 

ウォーキングにおけるリズムとは?


まず大きく言うと、歩行におけるリズムとは左右の脚のステップのタイミングのことです。
右と左のリズムの乱れは、怪我をした人ではかなり顕著に出てきます。また、正常な人でも蹴り足と非蹴り足で若干の左右差があるのが普通です。
そして、一定の歩幅で安定して歩くことも大事です。
毎歩ごとに違ったリズムになり、ステップが大きくなったり小さくなったりしていては良くありません。

更に細かくいくと、「歩く」という行為の中にも、

  1. 踵がつく
  2. 足の裏がつく
  3. 踵が離れる
  4. つま先が離れる
  5. 足が振り出され、また踵がつく

といったステップがあり、これを「歩行周期」といいます。この一連の流れは、実はある程度リズムが決まっていて、この乱れも変な歩き方に繋がります。
(例えば、ステップ5の周期が短いと小股ですり足のような歩き方になる)

 

リズムが悪いとどんなデメリットがある?


リズムが悪いということは、なんらかの原因があるはずです。左右の筋肉のバランスが悪かったり、どこかを痛めていたり、関節の硬さがあったり。
その痛みやバランスの乱れなどがあると、歩くリズムを更に悪くする悪循環に繋がります。
見た目的にも、左右のリズムの差は歩幅の左右差や違和感に代わり、あまりかっこよく映りません。

そしてウォーキング以外、例えばスポーツでもリズムの乱れはパフォーマンスの低下に繋がります。

リズム

リズムをよくするメリットは?


リズムをよくするために必要な要素は、筋肉がスムーズに動くことです。
変に力が入るのでなく、筋肉の収縮と弛緩が滑らかに動くことによってリズム感が生まれてきます。
そして同時に、一部分の筋肉だけでなくて、全身の協調的な動きが必要になってきます。
ということは、リズムをよくすることで身体をうまく使えるようになっていきます。
重たいものを持つときは「イチ、ニの、サン!」と掛け声をかけることがありますよね?
これもリズムです。リズムを良くするのは、タイミングを取ることで身体を上手く使うのにも有効なのです。

こういったリズムのトレーニングは障害予防に有効とされ、音楽を鳴らしながらトレーニングをすることが良いとされています。実際、日本臨床整形外科学会により2015年「子供の運動障害予防に有効」として推進プログラムに認定されました。
更に近年、ジャイアンツやDeNAなどのプロ野球球団でもリズムトレーニングが取り入れられています。

日々の歩行でも、リズムよくウォーキングを行うことで全身の滑らかな動きの獲得に繋がり、より健康的なカラダに変わっていきますよ。

 

ウォーキングのリズムトレーニングとは


至ってシンプルです。手拍子をしたり、BGMが鳴っているような空間で、それに合わせて歩くこと。
これだけで歩くリズムが良くなります。
この場合は、手拍子よりも特に音楽の方が有効と言われています。
手拍子やメトロノームなどの無機質な音だと、その音が止むとウォーキングのリズムは元に戻ってしまうのですが、音楽の場合は止めても効果が持続するんです。つまり、音楽を聴きながら、それに合わせて歩くと良いんです。

こうやってリズム感を鍛えながら、スムーズに動く身体を手に入れましょう!

 

 

ということで、今回のテーマはウォーキングと身体のリズムでした。
これからどんどん身体のリズムを良くしていけるといいですね。

 

ジャパンヘルスケア
理学療法士/パーソナルトレーナー 中田宏樹

 

 

 


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