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【医者がすすめるダイエット①】絶対に痩せる法則

ジャパンヘルスケア代表の岡部です。今日はダイエットについてのお話です。
内科外来をやっているので、糖尿病や脂肪肝の人などによく食事指導を行っています。

朝の忙しい時などは端的にしか話せませんが、少し時間に余裕がある時はすばやく問題点を見つけ、できそうなことを一緒に探し、目標を決めていきます。細々とコツもあるのですが、ダイエット情報は巷に溢れかえっているので、何が正しいのやらという感じです。

そこでまずはダイエットの原則を7つにまとめました。どれも聞いてみれば当たり前のことなんですが、本当に大事な大原則です。この原則に反したダイエットをやってもだいたい失敗します。

一つずつ、きちんとできているか自分を見直して、取り入れてみて下さい。

 

医者がすすめるダイエット①消費カロリー>摂取カロリーで絶対に痩せる。

 

体重はどこかに消えたりはしない


医学的に当然のことですが、人の身体は「摂取したもの=使ったもの+蓄えたもの+出したもの」が必ず成り立ちます。どこかに体重が消えていくことはありません。出すものはよほどの問題がない限り変わりません。つまり基本的に消費カロリーと摂取カロリーの大小で太るか痩せるかが決まるわけです。このことについて例で説明していきます。

ダイエット|体重計

 

消費カロリー<摂取カロリーで太る


例えば体重60kg、30歳男性の基礎代謝は約1300kcalです。1日2時間程度の歩行や接客などのやや低い生活活動を行っている場合、活動代謝は700kcal程度になります。

消費カロリーは合計2000kcalになりますね。その人が毎日2100kcalの食事を摂取するといかがでしょうか。消費カロリー<摂取カロリーであり、毎日100kcal分のエネルギーが余りますね。余ったエネルギーは脂肪に置き換えて貯まっていきます。それが積み重なると、お腹周りなどの目に見えて脂肪になってくるわけです。

身体についた脂肪は1gあたり7kcalに相当するので、1日100kcal余らせると、14gずつ太る計算になります。
ダイエットには具体的なこういった計算も必要になってきます。

 

消費カロリー=摂取カロリーで体重は変わらない


2000kcal消費する人が2000kcal摂取していくと消費カロリー=摂取カロリーとなり、体重は変わりません。体重が変化しない人は消費カロリーと摂取カロリーが一致しているのです。

ダイエット|天秤

 

消費カロリー>摂取カロリーで痩せる


逆に、1900kcalしか摂取しなかったらどうでしょうか。消費カロリー>摂取カロリーであり、毎日100kcalずつ消費するので、14gずつ痩せていくことになります。1ヶ月で420g痩せます。

もう少し頑張ってみましょう。運動を少し増やし平均2200kcal消費して、摂取カロリーを平均1800kcalに抑えると、1ヶ月で1.7kg痩せることになります。

ダイエット

どうでしょうか。痩せられそうな気がしませんか。

体重が増減する原理はとてもシンプルです。あなたがもし平均して消費カロリーが摂取カロリーよりも多ければ、必ず痩せることになります。

逆に言えば努力しても痩せられていない時は消費カロリー<摂取カロリーになっています。

現代の日本社会においては手軽に食事が取れ、間食が多いため摂取カロリーは多く、便利で身体を動かすことが減ったため消費カロリーは少なくなっています。ダイエットがうまく出来ていない原因を見極めて、対策を立てましょう。

 

<医者がすすめるダイエット原則①>
消費カロリー>摂取カロリーで絶対に痩せる。

 

次回、医者がすすめるダイエット原則②を紹介します。タイトルは「正しい食事の選び方とは?」です。

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