ジャパンヘルスケア代表の岡部です。昨今はDeNAのキュレーションメディア問題が取り上げられていますが、
正しい医療情報を世に広める信頼できるサイトや本が少ないなと思います。より正確に言うとトンデモないことを言っている情報が多すぎますね。夢みたいな話を信じたいという一般人の気持ちを医療者側が汲めていないのかもしれません。
かくいう私も努力はしていますが、あまり汲めていないかもしれません。
そんな中、
「リハビリの先生が教える健康寿命が10年延びるからだのつくり方」園部俊晴著
という本を読みました。この本は、正しいヘルスケア情報をうまく一般の人に伝えるものでした。
ちなみに著者の先生は、理学療法士界隈でとても有名な方です。
お会いしたこともありますが、とても気さくで心地良い方で、その雰囲気が伝わってくる本です。
高齢者らしい姿勢とは?
伝えたいことがシンプルで、本質的です。
誰しもが歳を取りますが、歳をとっていても若い印象であればよいですよね。
歳を重ねても、「姿勢」がよいと若く見られます!高齢者らしい姿勢とは、「体幹」が曲がり、「股関節」が曲がり、「膝」が曲がっています。身体はつながっているので、体幹、股関節、膝のどこか一つでも曲がると、全部曲がってしまい、高齢者らしい姿勢になってしまうのです。
つまり逆を言えば、自分が曲がりやすい場所を知り、その部分をきっちり伸ばすことができればずっと若々しくいられるということです。
健康的な身体を作る3つのポイントとは?
また以下の3つが健康的な身体を作るポイントであり、
- 「柔軟性」:しなやかでよく動かせること
- 「筋力」:強く長く動かせること
- 「バランス能力」:微調整をうまくできること
この3つを自分の身体に合わせて衰えないようにすることが大事です。
細かい所は割愛しますが、チェック方法やそれぞれに合わせたストレッチやトレーニング方法が本に記載してあります。
興味のある方はぜひ本屋でチェックして見てみて下さい。
あなたは、背中や、股関節、膝が曲がっていませんか?
この3つをしっかり伸ばして、筋力、バランス能力を整えれば若々しくみられ、健康的ですよ。
JAPAN HEALTHCARE代表理事/総合診療医 岡部大地