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外反母趾は地面を蹴れない!?歩き方を改善して推進力向上

外反母趾

ジャパンヘルスケアの理学療法士/パーソナルトレーナーの中田です。

外反母趾に悩まされている方、意外とたくさんいますよね。
痛みは出てないけど…
なんとなく嫌だ…そんな方もいると思います。
今回はその外反母趾について書いていきます。

 

外反母趾ってどうなの?


この外反母趾、もちろん身体にとってあまり良くありません。
変形してしまうと当然痛みが出ますし、歩く時に地面を掴めないのでエネルギー効率が落ちて疲れやすくなったりします
外反母趾の人は扁平足も併発していることが結構多かったりしますし、あとはヒールを良く履く女性。
先の細いヒールは可愛くて人気なのですが、指全体がぎゅっと縮こまった形になるのでかなり負担がかかっています。

私の患者で、何十年もず〜っとハイヒールを履いていた銀座のスナックのママさんがいました。
その方はかなりの外反母趾で、歩いているといつのまにか親指が人差し指の上に乗ったり、下に入ったり。歩く時に親指は全く機能していなかったんです。歩きにくそうで大変でした。
80歳になってから、だいぶ困っていたんですね。

この足の変形が起きると、歩行時のエネルギー効率が悪くなって地面を蹴りにくくなります。
推進力が得られなくなるので、歩いていても疲れやすくなってしまうんですね。
見た目としてもペタペタ歩きになりやすかったりするので、かっこ悪い。

これ、「治すためにはどうすればいいの?」ってよく聞かれますが、変形が起きてしまうとなかなか改善は難しいです。

外反母趾になってしまったら?


予防が大切になってくるのですが、まずは足の指をしっかりストレッチしてあげてください。
親指を外側に開いてしっかり伸ばしてあげる。

それと同時に、足の指の運動。
足のグーチョキパーでしっかり運動です。特にパーをしっかり出来るようにしたいですね。

あとはタオルを足の指で引き寄せるタオルギャザーといった運動をしっかりやってください。

タオルギャザー

そして運動が苦手な方。
こんなのめんどくさいって方には、足のアーチサポートをつけてあげるのも効果的です。

いわゆるインソール。アーチサポートは土踏まずを作るためのものです。
100均のインソールでも意外と使えますが、少し注意が必要。ちょっと入れる位置がずれるだけで歩きやすさが変わります。
靴の中にちっちゃな小石が入っているとかなり違和感感じますよね?
それぐらい足の裏は敏感なので、インソールの位置は微調整していくことがオススメです。
アーチサポートの位置は大体みなさん前に出しすぎています(説明書・イメージ図も前に出すぎていることが多い)。なので後ろに微調整すると良くなることが多いですよ。

土踏まずがぺったんこになってしまう扁平足では、足の内側に負担がかかってくるので当然親指にも負担がかかります。
扁平足と外反母趾の関係ってすごく密接で、扁平足を防げたら外反母趾になる確率もぐっと減らせますよ。

みなさん足、大事にしてくださいね。

 

ジャパンヘルスケア
理学療法士/パーソナルトレーナー 中田宏樹

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