こんにちわ!ジャパンヘルスケアの宇佐美です。
最近仕事終わりに腹痛の人が言ったお酒を飲みながらの一言。
「アルコールはお腹の消毒です!!」
違うでしょ!?と思っていただけた方はきっと私とお友達です。
腹痛でもお酒…やんちゃですね。笑
さて、今回は消毒の話です。
よく傷口に消毒としてアルコールを使いますよね?私も恥ずかしながら使っていました。
その消毒が実は傷を治す力を奪っているとしたらどうでしょうか?
今回は一緒に消毒の使い方について考えて行きましょう。
歴史的を紐解くと、消毒をすると傷が早く治るという誤った常識は今から 150 年前にリスタという人がフェノールという消毒薬を傷に用いたことから始まり、今では一般の方々にも
牛丼には紅生姜!傷には消毒!!
といった常識と同じレベルで傷の治療の常識として広まっています。
ところがこの 150 年も続いた常識には科学的根拠が全くないのです。
傷について科学的に証明されている事を列挙してみますね。
- 傷は濡れていたほうが早く治る。(乾燥は禁です。)
- 消毒薬は人体に用いた場合、菌が死ぬより人体の細胞が死ぬ数の方が多い。
(人の細胞も細菌の細胞も構造はほぼ一緒だが細菌の方が消毒薬に耐性がある) - 化膿するかどうかはそこにいる細菌の数ではなく傷に異物(とげ、砂利など)があるかないかで決まる。
- 傷から出る浸出液(じくじくした黄色い液)が傷を早く治す物質を含んでいる。
これから考察すると傷の治療といったら、
- 化膿しないためすぐに消毒薬で消毒する。
- 傷は乾かしたほうが早く治る。
- 消毒したら傷にガーゼを素早くのせ、傷の黄色い液を吸い取る
- カサブタをつくれるように放置する
だったものが
- 消毒はダメ
- 乾燥もダメ
- 適度な湿潤が大事
- キズパワーパッドやハイドロコロイド包帯を使用する
となります。
(ちなみに代表の岡部ドクターはハイドロコロイド包帯(https://www.amazon.co.jp/瑞光メディカル-HCARR-ズイコウ-ハイドロコロイド包帯-HCARR/dp/B00C4JYKIS/)を切って使っているそうです。無駄がなくてオススメ)
消毒薬で痛いのは自分の細胞が死んでいる痛みで、これを我慢してやっても何の見返りもないのです。
痛い思いをした見返りに早く治ると思っていませんでしたか?
私は思ってました。。悔しいですっ!!
なので、ピアスを開けたら消毒してしっかりピアスホールを安定さるのは一つの手ですね!
シーン別に上手に消毒とお付き合いするのをオススメします。
ジャパンヘルスケア
作業療法士 宇佐美希未佳