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認知症の徘徊による怪我や事故を防いでくれるウェアラブル「CareBand」

今日はジャパンヘルスケアのスマート療法士こと宇佐美が感動したスマート商品、
Iot×ヘルスケアシリーズ。
認知症の徘徊による怪我や事故を防いでくれるウェアラブル「CareBand」の紹介です。

認知症ってご存知ですか?


まだまだ若い皆さんには身近な病気に感じないかもしれませんが、認知症は高齢になればなるほど、発症する危険は高まります。認知症は特別な人に起こる特別な出来事ではなく、歳をとれば誰にでも起こりうる、身近な病気です。
これからなる人はたくさんいます

厚生労働省の2015年1月の発表によると、日本の認知症患者数は2012年時点で約462万人、65歳以上の高齢者の約7人に1人と推計されています。
認知症の前段階とされる「軽度認知障害(MCI: mild cognitive impairment)」と推計される約400万人を合わせると、高齢者の約4人に1人が認知症あるいはその予備群ということになります。
医療機関を受診して認知症と診断された人だけでもこの数字ですから、症状はすでに出ているのにまだ受診していない人も含めると、患者数はもっと増えていくと考えられます。

そんな身近な病気のための新しいIOT機器があります


CareBandです。
CareBandは付けているすべての人をを視覚的に探せるシニア安心バンドともいうべき存在です。
CareBandは、例えばGPSよりもはるかに小規模な場所を追跡する位置情報技術を利用しています。特許出願中のシステムでは、安全を守りたい方の部屋にビーコンを設置する必要がありますがそれさえ設置できればあとは簡単!
モバイル機器から介護者がアクセスし、居住者(認知症の方)の動きや行動傾向に関する通知を送信するようにプログラムすることができたり、CareBand独自のロケーション・ポジショニング・テクノロジーにより、屋内や屋外の居住者を簡単に追跡できます。
これにより、居住者は中庭や施設周辺を自由に散策することができ、居住者がいつどこにいるか知ることができます。また、長持ちするバッテリーを仕様しているので10年間の耐用年数、防水設計により、CareBandの操作と管理が容易になっていました。素晴らしい設計ですね!

Careband-640x326

 

みんなで作る社会の安心安全


私の個人的な経験として、2回ほど地域で徘徊している方をお見かけした事があります。
徘徊というのは、目的もなくうろうろと歩き周ってしまう事なのですが、身体は元気でも認知症が進むと家の場所が分からなくなり帰れなかったり、自分がどうしていいのか分からず不安になって外に出てしまったりする方がいらっしゃいます。CareBandは、高齢者が独立して歩き回り、外に出ていても安心して歩けるようになり、地域住民にとって、最も制限の少ない方法で安心して地域で一緒に過ごす事が出来るツールになるのではないかと思っています。
これからの高齢者の安全を守り、家族や介護者に心の安らぎを提供するCareBand。
高齢者ケアの世界を変えることを確実にしてくれるでしょう。

今日のポイント
・みんなで見守る安心な社会の実現へまた一歩!

 

ジャパンヘルスケア
作業療法士/トレーナー・スマート療法士  宇佐美希未佳

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