歩行可視化システム「MIRROR WALK」を活用し、ゼロ次予防に向けて「歩き方が綺麗になる職場づくり」を目指した共同実証を竹中工務店様と実施しました。その結果、被験者の８０％の人に、歩き方の評価項目である「姿勢」「腕振り」「足運び」3項目の内いずれかの項目で改善が見られました。
共同実証の概要
オフィス環境の整備により、綺麗な「歩き方」を習得できるかを検証しました。
竹中技術研究所（印西市）に勤務する職員40名が、オフィス内の主要動線に沿って設置した「ミラーウォーク」を1日1回利用しました（3ヶ月間実施）。
その結果、８０％の人に、歩き方の評価項目である「姿勢」「腕振り」「足運び」3項目の内いずれかの項目で改善が見られました。また、＜グラフ１＞に示すように、3項目のうち、「足運び」以外の「姿勢」と「腕振り」は統計学的に改善が認められました。
今回の実証では、①「ミラーウォーク」のみを利用したグループと、②「ミラーウォーク」の利用に加え専門医が日々の歩行時の動画を確認して個別指導を毎週実施したグループに分けて実施しましたが、歩き方の改善に関して②の個別指導による上乗せ効果は確認できませんでした。このことは、自分の歩き方を自分自身でチェックし、それを継続することの大切さを示唆していると考えます。
＜グラフ1＞ 「姿勢」、「腕振り」、「足運び」の改善結果
今回の結果を踏まえ、「ゼロ次予防」をもたらす「誰もが自然と健康になる社会」に向けて、更なるソリューション開発やサービス開発をおこなっていきます。