NEWS

NEDOの「SBIR推進プログラム(一気通貫型)」に採択

「100歳まで歩ける社会をつくる」をミッションに掲げる株式会社ジャパンヘルスケア(本社:東京都江東区、代表取締役医師:岡部 大地、以下 当社)は、この度、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「SBIR推進プログラム(一気通貫型)」において、当社の提案事業「足健診自動化による転倒予防支援システムの基盤構築事業」が採択されたことをお知らせいたします。

■採択された研究開発課題について

  • 採択課題名: 足健診自動化による転倒予防支援システムの基盤構築事業
  • 事業概要: 本事業では、これまで専門家の知見を要した「足の健康診断(足健診)」のプロセスにAI等の技術を導入し、自動化・効率化するためのシステム基盤を構築します。足の形状を統合的に解析し、個人の転倒リスクも自動で評価。その結果に基づいた適切な予防策(運動指導やインソール推奨など)を提示する一連のソリューション開発を目指します。これにより、専門家不足の課題を解消し、誰もがどこでも手軽に足の健康状態を把握できる社会の実現を推進します。

■日本版SBIR制度と今回の採択について
「日本版SBIR(Small/Startup Business Innovation Research)制度」は、多様化する社会課題の解決に貢献する研究開発型スタートアップ等の革新的な研究開発を促進し、その成果の社会実装を目的として実施されるものです。

本制度では、研究開発の初期段階(POC, FS)を「フェーズ1」、実用化開発を「フェーズ2」とし、両フェーズを切れ目なく支援する「一気通貫型」と、関係府省庁の事業へ接続する「連結型」の2つの支援方法が設定されています。

この度の公募は「一気通貫型」の研究開発課題を対象としたものであり、当社の提案は研究開発の初期段階から実用化までを見据えた計画として採択されました。これにより、研究開発から社会実装まで、一貫した強力な支援を受けることが可能となります。

■今後の展望
当社は本制度による支援を最大限に活用し、「足健診」のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進します。本事業で構築するシステム基盤は、将来的に企業や病院、フィットネスクラブなどを通じて提供することを想定しており、高齢化社会における深刻な課題である「転倒」を未然に防ぐインフラとなることを目指します。

■代表取締役医師 岡部 大地 のコメント
今回の採択は、当社にとって大きな「再スタートののろし」となりました。これまでに多くの挑戦と失敗、そして仲間や支援者の方々に助けられながら歩んできました。昨年の不採択からのリベンジでもあり、ようやく念願の「足健診自動化」に本格的に注力できることを大変嬉しく思っています。

私はこれまで足健診や臨床・研究活動を通じて、足の問題が見過ごされることで、転倒や生活の質の低下につながるリスクが大きいことを実感してきました。この課題を解決するためには、専門家の知見をテクノロジーで補い、誰もが簡便に「足の健康」を把握できる仕組みが不可欠です。

この研究開発は、4年前から「普及の鍵になる」と信じてきた取り組みであり、ようやく実現に向けた一歩を踏み出せました。研究開発は私自身の原点であり、得意分野でもあります。引き続きチームと共に走り抜き、社会に本当に役立つ仕組みを形にしていきたいと思います。

本事業は、国のSBIR制度に基づき、府省庁と連携しながら社会実装までを見据えて進められる取り組みです。決して容易な道ではありませんが、「100歳まで歩ける社会」の実現に向けて、一つひとつの成果を積み重ね、皆さまのお力添えをいただきながら確実に前進してまいります。

■株式会社ジャパンヘルスケアについて
「100歳まで歩ける社会をつくる」をミッションに、医師が創業したヘルスケア・スタートアップ。見過ごされやすい足の問題を早期に発見・対応するため、「足の健康診断(足健診)」事業や、足の写真から骨格を整える3Dプリンタ製オーダーメイドインソール「アシスタ」、AI歩行分析サービス『MIRROR WALK』の開発・提供を行っています。

  • 会社名: 株式会社ジャパンヘルスケア
  • 所在地: 東京都江東区深川1丁目6番15号
  • 代表者: 代表取締役医師 岡部 大地
  • 設 立: 2017年
  • 事業内容: 足健診事業、オーダーメイドインソール事業、AI歩行分析事業 等
  • URL: https://jp-hc.com/

【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社ジャパンヘルスケア
担当者名:近藤翔平
E-mail:s.kondo@jp-hc.com

お問い合わせは以下より承ります。